トレーモンは過去に2度うつ病と診断されました。
その状態からの回復には、栄養の学習と摂り方を改善したことが非常に良いことだったと
思っています。
また運動もメンタルに与える影響は言わずもがな、運動するにも栄養が大切です。
「筋トレをすると気分がスッキリする」「食事を整えると鬱っぽさが和らぐ」と感じることは気のせいではなく、体と心が密接につながっている証拠です。
栄養素と筋トレは、鬱の改善や予防に大きな役割を果たします。
鬱と栄養素のつながり
私たちの脳は、食べたものから作られる栄養で働いています。特に心の安定には、以下の栄養素が重要です。
- タンパク質:必須アミノ酸のトリプトファンは「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの材料になります。肉や魚、卵、大豆製品から摂れます。
- ビタミンB群:エネルギー代謝や神経伝達をサポートし、ストレスに対抗する力を高めます。玄米、納豆、緑黄色野菜に豊富です。
- オメガ3脂肪酸:脳の炎症を抑え、神経細胞の働きを助けます。青魚や亜麻仁油に含まれます。
- ミネラル(鉄・マグネシウム・亜鉛):不足すると神経伝達が乱れ、気分の落ち込みにつながります。
これらを意識して食事に取り入れることが、鬱の症状をやわらげる第一歩です。
筋トレとメンタルの関係
筋トレは単なる筋肉づくりではなく、心の健康にも直結します。運動をするとエンドルフィンやセロトニンといった気分を安定させる物質が分泌されます。さらに筋トレの「やりきった感」や小さな成長の積み重ねが、自己効力感を高め、自己肯定感を取り戻すきっかけになります。また、体温が上がることでリラックス効果が生まれ、睡眠の質も向上し、結果的に気分の安定につながります。
栄養と筋トレの相乗効果
食事と運動は片方だけよりも、両方を組み合わせることで効果が高まります。栄養不足のまま筋トレをすると、疲労が強く出て逆に気持ちが沈むこともありますが、しっかり栄養を摂れば回復が早まり、ポジティブな気持ちを得やすくなります。
実践のヒント
- 朝食に卵+納豆+ご飯など、タンパク質とビタミンB群を意識する
- 青魚やナッツを週に数回取り入れる
- 週2〜3回、20分程度の筋トレや軽い運動を習慣にする
- サプリはあくまで補助。まずは食事の見直しから始める
まとめ
栄養素と筋トレは、体を作るだけでなく心を支える大切な柱です。どちらも「鬱を一気に治す魔法」ではありませんが、生活に少しずつ取り入れることで、気持ちが軽くなり前向きに過ごせるようになります。無理なく続けられる範囲で、自分に合った食事と運動を取り入れてみましょう。
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